逆流性食道炎は胸がスッキリせず、食事の後や就寝時の不快感があります。
さらには喉の痛み、咳、胸の不快感など胃だけに留まらず、胸、喉にまで影響があります。これが長い間続くと食道炎、最悪食道ガンへと繋がります。食道ガンは構造上、殆ど助かる見込みのないガンです。なのでできるだけ気をつけたい症状です。
まず、逆流性食道炎の原因は医学的には胃と食道の繋ぎ目は横隔膜を貫いているのですが、ここを締めて逆流しないようにする筋力が低下して逆流すると考えられています。投薬治療がメインで、胃酸の分泌を減らす薬がメインに処方されます。また、肥満傾向の方は肥満解消へ向けてアドバイスもされます。
しかしこれは何の解決にもなりませんし、胃酸の分泌が減れば食事をちゃんと消化できなくなり、腸への負担がかかります。また薬の影響で肝臓も疲弊します。
逆流性食道炎の患者さんを結構診てきましたがその殆どの原因は、整体的に考えると、肝臓の機能低下が起こっています。
肝臓は機能低下すると硬くなったり、腫れたりします。これが大変よくありません。
肝臓へ殆どの内臓の血液が集まってくるため、肝臓が機能低下すると、内臓の血圧が上がり、血液の渋滞を起こします。胃も同じです。胃から肝臓に繋がる血液は胃の上側を通っています。肝臓が機能低下すると胃の上側の血圧が上がり、血管が太くなります。そのため、胃と食道を隔てる筋肉の働きに干渉します。
また、肝臓が腫れて硬くなると、横隔膜は右側だけが動きが悪くなり、胃のある左側は通常か、補うためにそれ以上に働くので、息を吸う事に、胃酸を食道へ逆流させます。
肝臓の機能不全は女性なら排卵前後に起こりやすいです。必ずしも飲酒だけが原因ではありません。奈良岡整体ではまず肝臓の状態を触れるだけで整え、血液循環が滞りのないように調整致します。その後、呼吸指導をして一週間も経てば軽症であればよくなりますよ。